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もし、この映画が一度で観客に理解されたら、われわれの意図は失敗したことになる。
アーサー・C・クラーク |
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私はどんな記者にも、観客に対しても、自分の映画をやさしく噛み砕いて説明するつもりはない。
スタンリー・キュービッリク |
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ここの映画は今から33年前1968年に公開された作品で公開される前からなにかと話題の多い作品でした。
日曜日はもちろん平日にも行列ができほどの人気で(大阪在住の頃)一度や二度見てもストーリーがわからない映画としても有名でした。この映画を見た観客は二通りのタイプに分かれるといわれていて、一つはもう何度目か見ているリピートの客で、画面を食い入るように見「今日こそは何とかモノにしてやる(~Q~;)というタイプ、もう一つは話題の映画だから話の種に見ておこうかと、本来SF系映画にはあまり興味のない人で少し見て「こらあかんわと(。_゜)?zzz’」寝てしまう2通りのタイプにです。もち私もその中の一人で一度見ただけではとうてい理解できませんでした(・'・;)。それから十数年かたったある日、いつも行く古本屋で【アーサーCクラーク博士著の2001年宇宙の旅】文庫を発見!「おおーこの本はあのわけのわからん映画の本じゃ〜」と購入【\100円】(^^;読んでるあいだ前に見た映画シーンの一つ一つが鮮明によみがえり「ここ(・'・;)このシーンじゃ〜おーそうだったのか!お(~Q~;)ー」と感動と発見の連続、あとで二度三度とビデオを見直し、そしてまた原作を読みなおし・・おーやっぱしそうだったかー(〜Q〜;)・・と数十年ぶりに映画鑑賞を完結したのでありました(笑)。普通映画の作成には先に原作がありそれを元に映画化するものですが、この作品はアーサーCクラーク博士著の1950年「前哨」という短編小説を元に、2001年宇宙の旅の小説と映画が同時進行で書かれたため、原作が映画を上映する前に目に触れることがなかったことと、製作中も(ストーリー)を伏せて作られ映画の構成も言葉に頼らないものだった為(極端にせりふが少ない)映画を見ただけではストーリーがわからないように、作られていたのです。リピート客も考慮に入れて作られていたのではないかと思われます。この作品の正しい見かたはまず映画をみてそれから小説を読み、またその一つ一つのシーンの確認のためビデオを見てまた原作を読むですね(^^;!。
今までに見た純粋なSF映画のなかで、未だかつてこの作品にまさるものを見たことがありません。この作品が封切られた頃まだアポロが月に行く前にだったことを考えて見ても、いかに素晴らしい作品だったことがおわかりになると思います。欧米でも日本でも数十年ロングランを続けた劇場もあるとか(今でもあるのかな?)またローマ法王もこの映画を見て絶賛されたそうです。
(^^;てなわけで今年がその2001年なわけです、でこの映画にいくらか興味があっても本まで買って読むのもなんだなーって方に、十分の一程度にまとめて見ました(^^;後半はまだ整理できてないまま載せていますのであしからず。
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